ビールの主原料はこの4つ!ビールが何からできるか知っとこう

ビール

Cheers!体のハンブンがビールでできてるSANTO(@elsantobeer)です

突然ですがビールは何からできてるかご存知ですか?
この記事では「ビールってそもそも何からできてるの?」という素朴な疑問にお答えします。

ビールの主原料

ビールは簡単にいうと酵母、麦芽、水、ホップからできてます。

ぼくのハンブンはビール。つまりぼくのハンブンは酵母、麦芽、水、ホップからできていると。

はい、話を戻します。。。

酵母

酵母(こうぼ)またはイースト(英語:yeast)は、広義には生活環の一定期間において栄養体が単細胞性を示す真菌類の総称である。 狭義には、食品などに用いられて馴染みのある出芽酵母の一種 Saccharomyces cerevisiae を指し、一般にはこちらの意味で使われ、酵母菌と俗称されている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なんのこっちゃいまいちわからないですね汗。。

酵母とはようするに「人間とWin-Winの関係にある菌」ということだと思います。酵母の主食はで、糖を食べるともよおします。それで出すもの出します!アルコール、炭酸ガス、その他もろもろの副産物ですね。人間が酵母におやつ(糖)をあたえて、酵母が出すアルコール、炭酸ガス、その他もろもろの副産物を楽しむのが人間と。まさにWin-Winですね!

麦芽

麦芽(ばくが、英語:malt)とは、麦、特に大麦の種子を発芽させたもので、ビール、ウイスキー、水飴の原料となる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

麦芽は簡単に言うと「発芽した麦を乾燥させたもの」。この乾燥のさせ方でビールの色や味わいが変化するのでかなり重要ですね。Wikipediaの説明を読んで「えっ水飴の原料ってことは麦芽って甘いの?!」と思ったあなた!鋭いです。麦そのものは甘くないのですが、デンプンが多く含まれているのでひと手間加えると甘くなります

そう、もうお気づきかも知れませんが酵母が気持ちよくアルコールと炭酸ガスを出せるようにおやつ(糖)を作ってやるのです!酵母のおやつ(糖)のもとが麦芽なんですね。

麦芽をどうやって作るかというと麦を水に二日ほどひたしてから、水をきって布巾の上に一週間ほど放置しておくとニョキニョキと芽が出てきます。そんでまだ完全に芽を出しきる直前で乾燥させて発芽をストップさせます。つまりすんドめですね。いや、すんド芽と書くべきか。

なんでそんなかわいそうなこと(?)をするかというと、麦は発芽をすることによって糖化酵素(アミラーゼ)を作ります。本来なら麦たちは「これから立派な麦になるぞー!うおー!」と自分がもつデンプンをエネルギーに変えようといきりたってこのアミラーゼを作るのですが、人間はこの酵素を使ってビールを作ってしまうのです。なので麦が成長エネルギーを使ってしまう前のギリギリのところですんドめする必要があるわけですね。人間ってずる賢い!

水は水です。実はビールの90%が水なので非常に重要な要素。なので国内の大手ビール会社はキレイな水を求めて銘水湧き出る自然豊かな場所に工場がありますよね。

日本の水道水は主に軟水ですが、ぼくが留学していたドイツの水道水は硬水でした。硬水でも軟水でも美味しいビールは作れますがそれぞれ違った個性を与えます。硬水はビールの色を濃くし味わいを深くするのでペールエール向きで、軟水はビールの色を薄くしてシャープな味わいにするのでピルスナー向きといった感じ。

水によってビールの個性が決まるなんて面白いですよね。たかが水、されど水。

ホップ

ホップ(勿布、学名:Humulus lupulus)はアサ科のつる性多年草。雌雄異株。和名はセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)。

毬花はビールの原料の一つで、苦味、香り、泡に重要であり、また雑菌の繁殖を抑え、ビールの保存性を高める働きがある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ホップはハーブの一種で、ビールには雌株の毬花を使います。ビールの苦味は苦手ですか?実はこのホップがビールの苦味の正体なんです。

なんでそんなもん入れんの?と不思議に思う方も多いと思います。もともとビールにはさまざまなスパイスやハーブが使われていてホップはその選択肢の1つに過ぎなかったのですが、だんだんとホップがビール作りに欠かせない存在になっていったようです。

ホップが市民権を得た最大の理由はシンプルに「うまい」からでしょう。ホップの苦味と香りがモルトの甘味と絶妙にマッチングしたあのうまさを知ってしまったら定着するのも納得です。

うまいだけじゃなく、ホップには防腐効果、食欲増進、胃液の分泌増加作用、更年期障害の改善作用、睡眠時間延長作用、鎮静作用、肥満予防効果、などがあることが報告されているようです。

ホップ万能すぎじゃない??凄いぞホップ!

ビールを飲んでニガッて思ったあなた。ホップ君が陰ながらあなたの健康をサポートしていることを想像してみるとちょっと苦味が弱まるかも?

まとめ

・ビールの主原料は酵母、麦芽、水、ホップ
・酵母は「人間とWin-Winの関係にある菌」
・酵母はおやつ(糖)をたべてアルコールと炭酸ガスを出す
・麦芽は麦をすんドめて作る
・水によってビールの個性が決まる
・ホップは苦いけどいろいろ万能すぎ

ビールって何からできてるの?という疑問が少しでも解消できたでしょうか。
ビールのことをもっと知ってもらってビールを好きになってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!

それではまた!Cheers!

記事や当ブログへの質問や要望、アドバイスなどありましたらこちらまでドシドシご連絡ください!

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