Cheers!体のハンブンがビールでできてるSANTO(@elsantobeer)です
突然ですがちょっと自慢させてください
先日仕事でベルギーに行くことがありまして、お土産にビールグラスを購入してきました!
ちょっとお披露目パンパカパーン!
ほいっ
ほいっ
ほいっ
特にぼくのお気に入りは取っ手が象の鼻になってるヤツ!
どうですか??
コイツ、可愛くないですか??
もう一目惚れですわ~
はい、自慢失礼しました笑
ベルギーではビールの種類もハンパなかったのですが、ビールスタイルに合わせて飲むグラスも変えていて本当にたくさんの種類のビールグラスが売られていました
ということで今回の記事ではビールグラスに焦点を当ててみたいと思います
この記事を読むと
・ビールグラスの特徴がわかる
・ビールグラスを選べるようになる
ではいきます!
ビールグラスの重要性
そもそもビールグラスっているの?
缶とか瓶とかから直接飲めばいいじゃん
洗いもの増えるし〜
なーんて思ってる人も結構多いんじゃないでしょうか
よっぽど疲れてる時はプシュッとやってゴクゴクップハーッとやるのも乙なんですが時間があるときはぜひグラスに注いで飲んでみてください!
グラスに注ぐとこんなメリットがありますよ〜
・余分な炭酸が抜ける
・口当たりがよくなる
・色が楽しめる
・香りが楽しめる
特に全然ちがうのが「香り」!
どうしても缶とか瓶とかだと形状上飲んでる最中に香りを感じることはできないですよね
これってかなりMOTTAINAI!!
ビールは味もさることながら香りも楽しめる飲み物なのでぜひぜひ騙されたと思ってグラスに注いで飲んでみてください!
味わいの違いに驚くかも?!
ビールグラスの形と味のヒミツ
ビールグラスの重要性はわかったと
じゃあどんなん選べばええの?と
ビールグラスを選ぶポイントはずばりこの4つ!
・泡
・味
・温度
香り
ビールグラスの飲み口に注目してみましょう
飲み口が広がってるか狭まってるかで香りの立ち方が全然変わってきます
ラッパのように上に広く開放されたグラスは香りが拡散し、口が絞られたグラスは香りがこもる特徴があります
また口が絞られたグラスは飲み進むにつれてグラスに鼻がすっぽりと入るので香りを最後まで楽しめます
泡
グラスの形によって泡の立ち方もかなり異なります
チューリップ型のグラスは途中ですぼまってるのでビールを注ぐと泡がこんもりと盛り上がります
またシャンパングラスのようなフルート型のビールグラスはまっすぐキレイに泡が立ち上がるので見ていてうっとりしますよ
味
今度はグラスの形を見てみてください
グラスの形がまっすぐか丸みを帯びてるかによって液体が口に流れ込む量、スピードが変化します
流れ込む量、スピードが異なることによってビールが舌にあたる部分が変わってくるので甘味や酸味、苦味などの感じ方も違ってきます
形が違うだけで味を左右しちゃうんだからビールグラスってかなり重要でしょ?
温度
ビールを楽しむ上で温度は重要な要素の一つ
低い温度で楽しむビールはグラスに厚みを持たせたり、取っ手を付けたりして手の温度がなるべくビールに伝わらないよう工夫してあります
反対にグラスが薄いとビールが温まりやすい性質があります
温度が上がることによって香りが楽しめるビールにはあえて手の温もりが伝わりやすい薄めのグラスを使うことが多いです
ビールグラスを選ぶ時はこれら4つのポイントを意識してビールスタイルに合いそうなものを探しましょう!
ビールグラスの種類と特徴
ではいよいよ代表的なビールグラスをご紹介します
いろいろあるけど代表的なのはこの3つ!
・チューリップ型
・賀茂ナス型
タンブラー型の特徴
直線的でまっすぐな形状をしている。まっすぐなのでグラスを傾けたときの液量が多く、液体が口に流れ込むスピードも速い。ドライな味わいのスッキリタイプのビールに向いている。
オススメのビールスタイル
・ピルスナー
手頃なタンブラー型ビールグラス
チューリップ型の特徴
途中ですぼまりながら飲み口の部分が広がっているまさにチューリップのような形。ビールを注ぐと泡が絞られてこんもりと泡が盛り上がる。口径が広がっていて香りが拡散するのでホップや酵母の豊かな香りを感じやすい。焙煎の香ばしさや華やかな香りがするビールに向いている。
オススメのビールスタイル
・ペールエール
・スタウト
手頃なチューリップ型グラス
賀茂ナス型の特徴
正式名はわかりませんが形状が賀茂ナスに似てるので勝手に命名笑。チューリップ型と異なり口が絞られていてもっとでっぷりとしている。飲んだときにグラスに鼻が覆われるので香りやアルコール感を最もよく感じられる形。濃厚で複雑な香りがするビールに向いている。
オススメのビールスタイル
・バーレイワイン
・ベルジャンダブル
手頃な賀茂ナス型グラス
こんなのもあるぞ!ドイツのビールグラス
上で取り上げたもの以外にもいろいろあるので、ぼくがドイツで出会ったでビールグラスを少しご紹介します!(実はSANTOは学生時代にドイツに留学していた)
ヴァイツェングラス
ヴァイツェン飲むならぜひこのグラスで飲んでほしい!
途中ですぼんでる部分に泡が収まるようになっていてヴァイツェンの特徴の一つである豊かな泡をいかすフォルムになっています
小さめのグラスもありますがヴァイツェンの本場ドイツでは500ml入るサイズのグラスが一般的でした
フルート型のグラス
ドイツでピルスナーを頼むと大体このグラスでサーブされることが多いです
ピルスナーの飲み頃は大体9度
フルート型は足がついてるので手の温もりが伝わりにくく最後まで冷たいままピルスナーを美味しい状態で飲めます
なんといっても泡の立ち方が美しいので視覚でも楽しめるのがいいですね
シュタンゲ
日本でも人気の高いケルシュの専用ビールグラス
ドイツ語で「棒」を意味するだけあって細長い円柱型をしています
まっすぐな形状をしているのでビールが口に入り込むスピードが速く、スッキリとした味わいのケルシュにぴったり
容量は200mlとドイツの中ではかなり小さめのグラスになりますが、これがまた味噌なんだろうなぁ
グラスの厚みは薄い方なので手のぬくもりが伝わりやすいと思いきやこの200mlというちょうどサクッと飲めるサイズにすることによっていつまでも冷たく新鮮な状態で楽しめるように工夫されていると、勝手に想像します笑
地元のケルンっ子はこれをカッパカッパ飲んでいき、店側も店側で客がストップ(コースターでふたをする)といわれるまで勝手にもってきます
その様子はさながら「わんこビール」でビール好きにはたまらないシステムでした笑
ぜひ機会があればケルシュをシュタンゲで味わってみてくださいね!
マース
みてくださいこの大迫力!その量なんと驚愕の1リットル!
ミュンヘンのオクトーバーフェストでおなじみのこのジョッキはマースと呼ばれています
容量が1リットルと量が多いからかグラスの厚みがかなり厚いうえ、持ち手もついてるので手の温度は伝わりづらいかなと
まぁこのマースはそんな細かいことあんま考えずにたくさんうまいビールを飲みたいという飲み手の需要と、頻繁にオーダー取るのめんどいという供給側のニーズがマッチした結果生まれたものだと勝手に推測笑
知ってる人も知らない人もデカいジョッキで一緒に乾杯しながらグビグビ飲むのって最高に気持ちいいですよ!
ただ、マースは持ってみるとわかるのですが重さも相当なもの
火曜サスペンス劇場なら間違いなく鈍器に選ばれているレベル
それを現地のウェイトレスさんたちは軽々と6個ぐらい持っちゃうんだからほんとにスゴイ!
お姉さんたちが一生懸命ビールを運んでるのを見るだけでも一種のエンターテイメントなので一見の価値ありです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビールグラス、知れば知るほど欲しくなってきますよね〜
一度に全部集めるのは難しいと思うのでよく飲むビールに合いそうなグラスを自分なりに探して楽しんでくださいね!
あと、もしお家にワイングラスがある場合はワイングラスにビールを注いでみるのもおススメですよ!ちょっと前に永ちゃんがCMでやってましたよね笑
賀茂ナス型のグラスと同じ効果が得られるので香り高いビールを飲む場合はぜひ試してみては?
それではまた!Cheers!
オススメのビール本
ビールの基礎知識からビールと料理のペアリングまで、幅広くビールの知識を得る良書。代表的なビールの味の特徴やどんな料理と合うかがわかりやすく解説されているので、これさえ読んでおけばお店でビールや料理を注文するときに迷いません。ビールに合う料理を作るのか、料理に合うビールを選ぶのか、ペアリングのルールを知るだけで楽しみが一気に広がりますよ!ビールと料理を両方楽しみたい方にオススメの一冊です。