超簡単!今すぐできるビールのペアリング方法

ビール

Cheers!体のハンブンがビールでできてるSANTO(@elsantobeer)です

 

みなさんはビールと合う食べ物って何を思い浮かべます?

 

ぼくがパッと思い浮かんだのは

 

ビール×焼き餃子

 

パリッと焼き上げたできたて餃子

酢醤油にラー油をタラッとかけたタレ

チョンチョンとつけて

ハフハフやりながらパクッ

カリッ、ムニュッな皮の食感

ジューシーなひき肉とニラ、白菜

アツアツジュースが口中に広がる

そこに、冷えたビールをグビグビッと

 

…プハーッ最っ高!

 

…とまぁビールと何が合うか選手権はまた今度別にやるとして今回はビールのペアリングについてとりあげてみたいと思います!

 

ビールと一言でいってもスタイルごとにいろんな特徴があるので当然あう料理もそれぞれ

 

このビールスタイルにはこれを合わせようなんて献立を考えられたら楽しいですよね!

 

この記事を読むと

・ペアリングの基礎がわかる
・ビールスタイルの特徴がわかる
・ビールと合う食べ物がわかる

 

それではいってみましょう!

 

ペアリングとは?

そもそもペアリング(pair+ing)とは二つのものを組み合わせること

 

仲良しのカップルが付けてる指輪のことじゃないですよ

 

簡単に言うとビールと合うものを探してあげることですね

 

今風に言えばマッチング的な?

 

お互いがお互いのことを引き立て合うような

 

一緒にいることでお互いがもっと輝くような

 

そんな最高のペア、探してみましょう!

 

ビールのペアリングのコツ

 

じゃあビールのペアリングってどうやんの?と

 

安心してください!

難しいことは全然ありませんよ〜

 

国を合わせる

いろいろ方法はあるけどまずは国を合わせてみましょう

 

ここでいう国とはそのビールスタイルが生まれた国のこと

 

ビールも料理もその土地の気候だったり、水だったり、食材だったり、文化だったりの影響をモロに受けてるもんね

 

やっぱそのビールが生まれた土地の食べ物と合わせるのが間違いない!

 

国を合わせたペアリング例:

・ペールエールとフィッシュアンドチップス
・ベルジャンホワイトとフライドポテト
・ピルスナーとジャーマンポテト

 

といった感じ

 

ね、簡単でしょ?

 

とりあえずペアリングに迷ったらそのビールスタイル発祥の国の料理を思い出して合わせてみましょう〜

 

色を合わせる

これまたシンプル!

 

ビールの色や濃さと料理の色を合わせるだけ!

 

赤身の牛ステーキに赤ワイン、豚肉のソテーに白ワインとかワインでも使われてるペアリングテクニックですね

 

ビールの色は使う麦芽の色によって、そして麦芽の色は焙煎の強弱によって決まってきます

 

焙煎が強いほど麦芽は色が濃くなって香ばしい香りがするし、焙煎してない麦芽を使ったビールは色が淡く味わいもさっぱりと淡白なものが多いです

 

料理も同じで色が濃いと味や香りが濃くて薄いと繊細な味がしますよね

 

すき焼きと水炊きなんかいい例かな?

 

麦芽の色と味わいの特徴が料理の色合いと不思議とあってくるんだから世の中うまくできてるわ〜

 

色を合わせたペアリング例:

・ヴァイツェンと白ソーセージ
・ヴィエナとタコス
・ブラウンエールとナッツ

 

騙されたと思ってビールと同じような色合いを探して試してみてくださいね〜

 

麦芽(モルト)についてはこの記事でも紹介してるので見てね↓

 

 

味を合わせる

いよいよペアリングっぽくなってきましたよ!

 

今度は味を合わせてみましょう

 

そもそもビールってどんな味がしますか?

 

苦かったり、甘かったり、酸っぱかったり、これまたスタイル次第でいろんな味がしますよね

 

まずはそのスタイルの味の特徴を「苦味」「甘味」「酸味」の三味に分けてざっくり覚えときましょう

 

料理は料理でそれこそ色んな味がありますが「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」の五味が基本ですよね

 

これらビールの3つの味と料理の5つの味を合わせていきます

 

料理の味と合わせるというと難しく聞こえますが、日常生活でも普通にやってると思いますよ

 

例えば、

・クリームチーズ(酸味)×レモン(酸味)

・コーヒー(苦味)×ミルク(甘味)

・スイカ(甘味)×塩(塩味)

 

みたいな

やったことありません?

 

何をやってるかというと

 

・クリームチーズ(酸味)×レモン(酸味)

は「似た者同士」を組み合わせています

 

クリームチーズの酸味とレモンの酸味をあわせることでより爽やかな相乗効果を生んでますよね

 

・コーヒー(苦)×ミルク(甘)

は「やさしさ」で包んでいます

 

昔、カフェオレの唄というのが流行りました

 

「強いコーヒーもいいけど~ やさしいミルクもステキなの 白黒つけないカフェオーレ♪」

 

まさにこれやん!コーヒーの強い苦味をミルクのやさしい甘さでやわらげてまろやかにしているんですね

 

・スイカ(甘味)×塩(塩味)

甘いスイカに塩をかけて食べるとより一層甘味を感じますよね

 

これはいわゆる「ツンデレ」です

 

普段ツンツンしているのにいきなりデレがくるとデレがより強調されて、さらにツンもむしろよくなってくるみたいな?(知らんけど)

 

ざっくりまとめると味を合わせるコツは

・「似た者同士」を組み合わせる
・「やさしさ」でやわらげる
・「ツンデレ」で強調する

の3つです!

 

まぁここはノリで覚えてください笑

 

味を合わせたペアリング例:

・ふきのとうの天ぷら(苦味)×IPA(苦味)
・ゴーヤチャンプル(苦味)×セゾン(甘味)
・チーズ(塩味)×オールドエール(甘味)

 

「苦味」「甘味」「酸味」が特徴的なビールスタイルまとめ

 

せっかくなので「苦味」「甘味」「酸味」が特徴的なビールをまとめました!

 

ちなみに苦味に関してはIBUという指標があるのでビールを選ぶときはこのIBUな値も参考にしてみてくださいね〜

 

IBUに関してはこの記事でも紹介してます

 

 

苦味の強いビール

IPA

【基本情報】
発祥国:イギリス
アルコール度数:4.5%〜7.1%
IBU:35-63
色度数:6-14 SRM
発酵方法:上面発酵(エール)

 

【特徴】
爽やかな植物や柑橘系の香りで甘味とともに強い苦味が特徴。色は澄んだ琥珀色(アンバー)。さまざまなホップと組み合わせることでビールに個性を持たせる。

 

【ペアリング効果】

・強い苦味が料理の旨味を引き立てる

・ポップ由来の柑橘系やハーブ系の香りが料理に風味を与える

 

甘味の強いビール

バーレイワイン

【基本情報】
発祥国:イギリス
アルコール度数:8.5%〜12.2%
IBU:40-60
色度数:14-18 SRM
発酵方法:上面発酵(エール)

 

【特徴】
軽くローストしたモルトのカラメル香やエステル香(バナナのようなフルーティな香り)、シェリー酒のような香りが豊富。甘味は強めで、アプリコットのような酸味やホップの苦味も感じられる。アルコール度数がワインと同程度のものもある。

 

【ペアリング効果】

・ドライフルーツやカラメルのような香りと甘味を与える

・アルコール感のしっかりとした甘味が料理をまろやかにする

 

酸味の強いビール

ランビック

【基本情報】
発祥国:ベルギー
アルコール度数:7.0%〜8.9%
IBU:11-23
色度数:9-13 SRM
発酵方法:自然発酵(野性酵母)

 

【特徴】
甘みはほとんどなく強烈な酸味が特徴。色は明るいオレンジ色でフルーティな香りに加え、ヨーグルトやチーズのような香りがする。野生酵母を使う珍しいビールで苦味を飛ばすためホップも2〜3年ほど寝かせたものを使う。最長3年間樽で熟成。日本では熟成ランビックと若いランビックをブレンドして二次発酵させたグーズ・ランビックが出回っている。

 

【ペアリング効果】

・料理に酸味を与えてさっぱりとさせる

・塩味をまろやかにしてコクを出す

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

意外にペアリング、簡単じゃないですか??

 

ビールに合うように料理を作ったり、料理に合うようにビールを選んだり、ペアリングを知っておくと楽しみが広がりますね!

 

ぜひ色んなビールスタイルと料理のペアリングを試して自分なりの最高のペアを見つけてくださいね〜

 

それではまた!Cheers!

 

オススメのビール本


ビールの基礎知識からビールと料理のペアリングまで、幅広くビールの知識を得る良書。代表的なビールの味の特徴やどんな料理と合うかがわかりやすく解説されているので、これさえ読んでおけばお店でビールや料理を注文するときに迷いません。ビールに合う料理を作るのか、料理に合うビールを選ぶのか、ペアリングのルールを知るだけで楽しみが一気に広がりますよ!ビールと料理を両方楽しみたい方にオススメの一冊です。
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